事実は解釈に意味付けをすることによって生まれる。
人は真実を求めるが、その殆どは真実を求めている訳ではなく「事実」を求めているだけに過ぎない。
「既に存在する答え」の中に真実などない。
そこにあるのは、解釈に意味付けをした「事実」しかない。
事実の積み重ねだけでは真実は見えない。
何故なら、真実とはその人自身からしか見ることができないものだからだ。
ある2つ以上の式の答えが同じだからといって「式」本体も同じになるとは限らない。
そして、式の内容が違えば同じ答えであっても「違い」が生じる。
式の答えだけを見れば「事実」となり、式そのものを見れば「解釈」となる。
式と答えを1つの事柄や考えとして見た時、そこにあらわれる違いを見ればそれが「真実」となる。
「真実」はその違いによって生まれる。