暗号通貨

かつて暗号通貨という言葉は、世間的には悪い意味として捉えられていた。

"暗号通貨、要約すると中央銀行 (中央集権的なシステム) を必要としないP2P方式の決済システム" 、 そしてかつては "ランサムウェアの身代金要求や深層ウェブでの取引で目撃することが多かったもの" だ。

そういう捉え方をされている時に自分は暗号通貨という概念に出会った。

当時はBitcoinという言葉自体、ランサムウェアという言葉と関連して言われることの方が多かった (例 : Elenoocka, WannaCry等)。

本当はそういう目的で作られたものではないのだろうと考えて調べた時、日本人の名前が出てきた時は思わず目を丸くした (本当に日本人なのかということについては様々な説がある)。

 

話は少しだけ変わるが現代で暗号通貨の話をする人達 (特に暗号通貨をビジネスやマーケティング、Web3といった概念と併用している一部の魔法使い気取りの道化師達) は、まるで未来のテクノロジーのように話ながら暗号資産を話題に挙げ、夢物語をするように "こうすれば活用できる" などとビジネス用語を用いて話している。

暗号通貨の仕組みと作られた理由を慎重に紐解いていけば、本来そういう目的を主として作られた訳ではないということが分かるはずだ。

 

自分が興味を持ったのは8年ほど前だが、最近になって暗号通貨が一般的な層にも注目されるほど話題になっていることに対しては率直に "今更騒ぐことなのか" と感じている。