認めざるを得ない

自閉症スペクトラム症(のアスペルガー症候群)という診断結果を告げられたことと、セカンドオピニオンを受けた結果から「2E(発達凹凸とも言うらしい)」という結論に至るまでの事を思い出しながら何日か色々と考えさせられた。

まずテレビで見たことから始まり、興味が湧いたことで調べ、当てはまる所が1つ増える度に「否定要素」を探してはその言葉から逃れることを許されないかのようにまた1つ当てはまるあの感覚は恐らく一生忘れることはないだろう。

...最終的に「発達障害」を疑って「否定要素」を見つけたかと思えば、どちらも「存在」するという事実を突き付けられて混乱した。

検査の結果(診断書とはまた別)を簡単に纏めた紙を何日か前に受け取りに行った際、医師から色々と話を聞いた。

全検査IQは平均値だったがWAIS-IVの積木模様の点数が15点だったらしく、この点数は「高い」ということだけ教えてくれた。

ばらつきは想像以上に極端で、PRI-PSIは40以上の差があった。

 

自分がいくつか質問すると、「複雑な概念は理解できるが単純なことを理解するのが難しく、頭の中では色々思い浮かぶが整理されていない」と話してくれた。

心当たりはある。

他にも、実行機能(と遂行機能)の問題や繊細さが原因で環境によっては葛藤を抱える可能性があることも指摘された。

そして、話を聞きながら自分が指摘された問題の多くがギフテッドという言葉に付随していることに後で気付いた。

 

そして、自分の話を聞いていた医師から説明が上手いと言われた。

「かなり分かりやすい説明だった」と。

 

...現在ではこの性質を判別する方法としてIQテストを用いることの妥当性などが疑問視されていることからも、恐らく「そういうことなんだろう」とは感じた。

 

時計の針を戻すことはできても、時間が戻る訳ではない。

少なくとも、自分の障害に関しては否定してもそれを思い知らされる時がくる。

それでも、ギフテッドという性質だけは「自己理解に留める」だけにしておく。

少なくも、姿勢を変えるつもりはない(支援が必要かどうかは別かもしれないが)。

 

"もし、これが正しいとするならば自分の一例は誰かの役に立つかもしれない..."

そう考えながら、ここに書き残すことにする。

2020/9/5 19:40 誤字修正

PRI-WMI =✕

PRI-PSI = ○