"もし愚か者が富や女性の愛を手に入れたなら、誇りはその人の中に芽生えるが、知恵は決して芽生えず、愚かなまま進んでゆく。"
インターネットにおいて、特にSNSでよくある "ネット上で好意を抱いた相手に執着する人間ないしは対象を異性と勘違いする人間" は、相手の文章や興味関心などから概ね知り得る事柄を前提に雑な推論や憶測を繰り広げ、その中に異性だと読み取れそうな事柄があると "実際に姿や声を見聞きをすることも無いまま" そうであるに違いないと勘違いしまた気付くこともない。
...唐突な質問だが、この文章を書いた人間の性別はどちらだろうか。
もしこの文章を読んでいるあなたが文章の構成や言葉から女性だと考えたのであれば、残念ながらそうではない。
それでも "そうである確証はない" とか "言葉の選び方が女性的だ" とか "ジェンダーが" などとあなたは反論するかもしれない。
...ではこういう質問はどうだろう。
「あなたはその人の姿や声を一度でも見聞きしたことはあるのか」
この質問によって、 "返す言葉が無い" とあなたが感じたならばそうなって当然だ。
─そういう意味で、ネット上で好意を抱いた相手に執着する人間ないしは対象を異性と勘違いする人間の精神的進化の現状は未だ発展途上の最中にある。
"─人類における精神的進化の現状、つまり人類がどこまで悟りに近付いているかを知りたいのならば、インターネットを見るといい。"
"(中略) ...時々、そういうものの全てから切り離されたいと思うことは無いか?"