批判

学校に居たとき、自分を馬鹿にしていた人間の中には塾へ通っている生徒が居た。

彼ら(彼女ら)は自身がどれだけ恵まれているのかを理解しない。

そしてその中の一部の人間は自分で自分の事を「賢い」と豪語するような人達だった。

だが、彼ら(彼女ら)は賢い訳ではない。

彼ら(彼女ら)が常日頃から学校の授業で苦労しないのも、テストの点数が高いのも、良い成績を残せるのも、大半は彼ら(彼女ら)が賢いからではなく、「塾で先の事を学んで学校に来ていたり、学習環境が良かった」からだ。

それらが無かったとしても、彼ら(彼女ら)が学校で不自由なく暮らせるのはカーストというたいして意味の無い地位と当たり前の事が出来るという恩恵を少なからず受けているからだ。

彼ら(彼女ら)の取るに足らない点数や成績、いかに自分ができる人間かという自慢話を聞くことほどつまらないものはない。

だがクラス内の殆どの人間は彼らの言うことを信じて疑おうとしない。

点数で比較しマウントを取った相手の点数が低ければ「馬鹿」だと嘲笑し、マウントを取った相手の点数が高ければ「信じられない」と言い放つ。

「俺がお前を友達として受け入れているのは俺のお陰だから感謝しろ」と言われた事もある。

 

くだらない。